— 腕・脚に巻くだけで、体幹(腹筋・胸・背中)の刺激は変わるのか? —
血流制限トレーニング(BFR/加圧)は、腕や脚にベルトを巻いて行うのが基本です。
では、
「四肢に巻いただけで、腹筋や体幹トレーニングにも効果があるの?」
と聞かれることがよくあります。
結論から言うと…
✔ 結論:腕・脚に巻くだけで、体幹の筋活動が“高まりやすくなる”
腹筋や胸、背中にベルトを巻く必要はありません。
むしろ巻くのは危険なので 四肢だけ にします。
それでも、四肢にBFRを巻くと
- 代謝ストレスが全身に波及
- 乳酸蓄積 → 成長ホルモン反応
- 運動時の筋活動が全身的に高まる
などの変化が起こり、結果的に
✔ 腹筋
✔ 胸(大胸筋)
✔ 背中
✔ 三角筋・上腕三頭筋(ベンチプレス時)
といった体幹トレーニングの刺激が“増えやすくなる”ことが研究でも示されています。
1. なぜ四肢に巻くだけで体幹に効くのか?
BFRを巻く場所が腕・脚であっても、身体は
- 血流が制限されていることによるストレス
- 酸素不足から生まれる代謝反応
- 全身的なホルモン分泌
に反応します。
つまり、脚に巻いた状態でベンチプレスをすると
胸や肩・腕の筋活動が上がる
という現象が起こりやすいのです。
腹筋種目でも同じく、
体幹部の筋肉(腹直筋・腹斜筋・腸腰筋など)が“いつもより入りやすく感じる”人が多くなります。
2. 腹筋トレーニングでの効果
腹筋トレーニングそのものは軽負荷が多く、“効き感”が出にくい人もいます。
しかし四肢にBFRを巻くと
✔ 筋肉が早く疲労する
✔ 軽い負荷でも刺激が入りやすい
✔ 回数が少なくても効く
ため、腹筋トレーニングとの相性は意外と良いです。
特に40代以上は
「腹筋しても腰が痛い」「効いてる感じがない」
という悩みが出やすいので、軽負荷で効かせられるBFRはメリットがあります。
3. ベンチプレスでも効果がある?
はい、あります。
特に 腕にBFRを巻いた状態でベンチプレス を行うと、
- 大胸筋の筋活動上昇
- 三角筋前部・上腕三頭筋も刺激が増える
- 軽負荷でもしっかりパンプする
といった効果が見られます。
4. 実践例(初心者~中級者向け)
■ 腹筋 + BFR(脚に巻く)
巻くのは太もも。圧は「7割程度」。
クランチ(マット・マシンどちらでもOK)
- 15〜20回 × 2〜3セット
- ゆっくり動かす
- 腹筋が熱くなりやすいのがポイント
レッグレイズ
- 10〜15回 × 2セット
- 反動少なめ
- 下腹部を狙いやすい
■ ベンチプレス + BFR(腕に巻く)
腕に巻くことで上半身の筋活動が増加。
重量の目安
→ 通常の 20〜30% 1RM(いつもの重量の2〜3割)
例:普段60kgでベンチしている場合
- 使用重量:12〜18kg
- 回数:15〜20回
- セット:2〜3セット
「軽いのにパンプが強い」という特徴が出るはずです。
■ プランク + BFR(脚に巻く)
- 30秒 × 2〜3セット
- 体幹の安定性も向上しやすい
5. 危険性・デメリット
腹筋に直接巻くことは危険なのでNGです。
ただ、四肢へのBFRは適正圧なら安全性は高いとされています。
気を付けたい点は、
- 構えにくくなってフォームが乱れる
- 巻きすぎによる痺れ
- 高血圧・末梢疾患がある人は事前に相談が必要
など。
初めての方は インストラクターと一緒に行うのが理想 です。
6. まとめ
✔ BFRは四肢に巻くだけで腹筋・胸・体幹にも良い影響がある
✔ 腹筋運動の“効き感”が増えやすい
✔ ベンチプレスでは軽負荷でも十分刺激が入る
✔ 初心者〜40代でも取り入れやすい
✔ 安全のため、最初は専門家と行うと安心
【補足】 代謝ストレスの波及パターン
- 最も代謝ストレスが高まるのは“巻いた部位の筋群”
→ 上腕に巻けば、上腕三頭・上腕二頭のストレスが最も強い - ただし、巻いた部位を使う種目では“動作を支える他の筋群”の活動も増える
→ ベンチプレスなら、大胸筋・三角筋にも刺激が波及する
→ 腹筋・体幹も動作安定のため活動が高まる - 完全に全身へ広がるわけではない(波及は限定的)
→ でも「巻いた周辺と連動筋には効きやすい」というのが正しい


コメント